ソウルキャリバーシリーズ
サウンドディレクター

中鶴 潤一 なかつる じゅんいち

皆さんこんにちは。サウンドディレクターの中鶴潤一です。
ソウルキャリバーのサウンドを最初に皆さんへお届けしてから、はや20年・・・
そして私が入社して最初に担当したタイトルがソウルキャリバー(アーケード版)でもあり、自分のクリエイター人生とソウルキャリバーシリーズは、いつもシンクロしていました。
そして最初に手掛けた楽曲「Duelists」(御剣のテーマ)から、チームメンバーと共に300曲以上の楽曲、そしてキャラクターやステージを彩る何千というサウンドエフェクトやボイスで、「剣と魂の物語」の世界観を表現してきました。皆さんのこれまでの記憶の中に、これらの「音の魂」がいつまでも息づいていれば本当に嬉しく思います。
ゲームハードの進化と共にサウンドスペックや表現方法は変化をしてきましたが、「遊んで頂くお客様に音でワクワクドキドキしながら楽しんでもらいたい」というクリエイターの想いは20年前から変わらず、そしてこれからも一番大切な想いであり続けます。
今後どんな「ワクワクドキドキ」なサウンドを皆さんにお届けできるか、サウンドチームの新たな挑戦にご期待ください。

キャリバーについて一番印象に残っている出来事は?
最初に担当したソウルキャリバー(アーケード版)が稼働開始して、近所のゲームセンターにこっそり見に行った事ですね。
とても楽しそうにワイワイ言いながら対戦を楽しんでいらっしゃる方々を見た時に、自分の作った音が役に立ったんだなと実感すると共に、もっとゲームを盛り上げるサウンドを作っていきたいと強く思った瞬間でした。
当時プレイヤーとして遊んでいた方達と、5年後10年後に一緒に仕事をする機会があり、当時の曲やサウンドについて熱く語ってくれるのを聞いていると、この仕事をやっていて良かったなぁと実感しますね。
いまだから言える(かもしれない)あんな事、こんな事
キャリバーサウンドと言えば、「壮大なオーケストラ調サウンド」ですが、実は入社するまでオーケストラ調の曲は作った事が無く、未知の世界でした・・・(高校の時に部活でブラスバンドをやっていた程度)
キャリバーを担当する事となり、当時の上司に「出来るよね?」と聞かれ、精一杯の愛想笑いで「で・で・出来ます・・・」と答えたその夜から、クラシックや映画音楽のオーケストラを手当たり次第聴いて、手探りしながら作っていた・・・のです。